1172トラウマを払拭し、元の職場への復帰を決意

 

 今日は昨年三月の一般練成会以来、約一年ぶりの参加となります。
動機は、復職前にもう一度どうしても宇治の練成を受けたいとの強い願いからでした。

 私は二年前まで重い病気に苦しんでいましたが、昨年春、
奇跡的に元の大学病院に看護士として復帰することが叶いました。
病気は再発転移乳癌・グレード4でした。

 一時は生命に関わるかも知れないと思う程でしたが、この宇治の練成会で奇跡的に癒され、
喜びと感動の中で 「自分のように辛い思いをする沢山の人々のお役に立ちたい!!
一人でも良いからお救いしたい!!」 との強い決意をし、その後、医師から
「貴女、癌治ってる!!消えている!!」と言われたのでした。


 私は自分に何が起こったのか、真理とは何か、知りたくて知りたくて沢山学び、沢山行もしました。
そして、使命感に燃えて元の職場に戻ったのでしたが、医療の現場はたった二年で
大きく様変わりしていたことや、何より素晴らしい人達が苦しみながら亡くなる姿を見ていると、
自分自身とだぶって見えて怖くなり、仕事にもついていけず、肉体的にも精神的にもハードな中で、
ハードルを越えられず、大きな挫折感を心身共に味わいました。

 身体がついてゆけず足を怪我し、再び半年休暇を強制的に受けざるを得なくなってしまう中で、
神様っているのかな?との心境にまで陥ってしまいました。

 半年の休職が切れる四月が近づくにつれ不安は高まり、心は萎縮し、
「いっそ仕事など辞めて気楽に暮らすほうが幸せなのかな?」とすら思い惑い、
二年前の練成での決意も大きく揺らいでいく中、今一度練成を受けたい!との気持ちに駆られ、
急遽五月に復帰を延ばして貰い、十三日から参加することが出来ました。

 初めは暗く、笑えなかった心も、行事や講話で癒されました。
長田講師からは「死を何か暗く恐ろしいものと思っていませんか?
死というのは肉体という狭い制約から解き放たれて天国という
自由な楽しい世界に行く嬉しい喜ぶべき事なのですよ」
とご指導頂きました。

 そして連絡をした訳でもないのに会いたかった人達が多く参加されていて懐かしく、
自分も神様に呼んでもらえたような気がしました。

 先祖供養では五十年前の亡くなった祖母の名前がマイクで読まれ、
生長の家に入信してくれた祖母だったので霊界から喜んで
合図を送ってくれたような気持ちになりました。

 こうやって神様は見えないけど私達にサインで知らせて下さっているような気がしました。
そして今回、練成の講話で私の心に響いたのはただ“喜んでいればよい”そればかりでした。
どの講師のお話からも練成員さん同士の会話でもそれだけが心に残っています。

 これからはシンプルに喜んで「今日一日、今日一日」と、
その時の眼の前のことを喜んでさせて頂く。 「患者さんに喜んでもらう」
そのことのみに心を寄せて、再び元の仕事に戻り、私自身喜びの生活を
送っていこうと思います。

今回お会い出来た全ての皆様に感謝致します。ありがとうございます。





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