私は国の特定疾患であるクローン病と、首と腰の硬直性脊椎炎という病気で参加しました。 
自分の病気が機縁となって母親と一緒に来ましたが、楠本長老の座談会の時、 
母が夫と16年ぶりに復縁しましたが、三年経った今も別居状態であることを相談した際、 
楠本長老が 「何も難しく考えなくていいんだ、夫婦なんだから一緒に住んだらいい、 
それが当たり前なんだ」と母に答えて下さり、母は座談会の皆さんの前で 「一緒に住みます!」  
と決意発表してくれました。 
 
 今も両親は決して仲が悪いわけではなく、復縁後はお互いが行き来し合って 
楽しい時間を過ごしているようです。  
 
 「今日はお母さんと映画を観てきた、来週はあの店にご飯を食べにいくねん」と、 
父は私に言い、母は 「お父さんからしょっちゅう電話があって、今日何してたか聞くねん、 
もうほんまに困るわー」 と言いながら嬉しそうにしています。 
 
  そんな両親がまた一緒に住んで仲良く笑顔の絶えない喜びの家庭を 
築いていってくれることを思うと本当に嬉しいです。  
 
 19年前に親が離婚して母が家を飛び出していった時は家族がメチャメチャになり、 
一家四人がバラバラになりました。 
その家族が自分の病気が縁となって、また一つにまとまろうとしています。 
それを思うと難病になった事も決して無駄ではなかったと心から思い、 
病気にも感謝出来る自分がいます。 
  
   両親が一緒に住み、新たな我家が出発した時、また体験としてご報告に来させて頂きます。 
 楠本長老をはじめ、諸先生方のお陰です。本当にありがとうございました。 
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