988,膿(うみ)や血液が排出され、クローン病が癒えました!

6月一般練成会 発表日:H26.6.20

クローン病で練成を受けた。難病の娘を持つ親の気持ちが分かり感謝した。

 私は今クローン病という難病ですが、研修生をさせて頂いております。
入山させて頂いた時は元気一杯で走り回っていましたが、
一週間経った時くらいから急激にクローン病の症状が出てきて体調を崩しました。
それからは研修行事に参加出来なくなり、練成を受けさせて頂きました。

 この病気は口腔から肛門まで色んな症状が出ます。その中で私が一番嫌と思っている、
肛門付近に膿が溜まる症状が出ました。この症状だと、歩いても座っても寝転がっても
激痛が走るという状態になるのです。

 私はそれらの痛みを感じていた時、先生方に教えて頂いた
「神の子」 「症状が出たら消える」 「良くなりました」 「痛いのは治癒しているから」
という言葉を言っていました。

 でも、膿は溜まる一方で、少し膿や血が排出されたから痛みはましになるかなと思ったら、
また膿が溜まるという繰り返しでした。
その度に痛みから逃れたく、楽になりたいということしか考えられませんでした。

 でも、練成を受けさせていただいてからは、毎日少しずつ膿や血が排出されるようになりました。
そして山口先生ご自身の体験談で、娘さんが一歳の時に手術を受けることになった時、
「苦しみました、泣きました」 と聞いた時、私がフッと思い出したのは、
病室で母の泣いている顔と、父の涙を堪えている姿でした。
この時に初めて 「病気になって申し訳なかった」 と心から思えました。

 今まで練成を何回も受けさせて頂いているので 「子供が苦しんでいる以上に親は苦しんでいる」 と、
何回も聴いていました。
しかし、私はその言葉をずっと素直に受け入れることが出来ませんでした。

ところが今回はスーッと心に入ってきたのです。
そうすると、心の中で勝手に 「お母さん、ごめんなさい。お父さん、ありがとうございます」
と繰り返し言っておりました。 そして、その夜の浄心行で
「お父さん、ありがとうございます。お母さん、ありがとうございます」と言っている時に、
看病してくれた時の事を思い出し、本当に 「ありがとうございます」 という気持ちになり、
今のこの感謝の気持ちをお父さんとお母さんのところに届いて欲しいと初めて思いました。

 今までは親に口では 「ありがとうございます」 と言ってはいたのですが、
心から思えたのは初めてです。

 そうしたら膿が溜まって腫れていたのが、今までにない膿や血が排出され、楽になったのです。
そして、翌日には椅子に座れるまでなりました。

 練成を受けさせて頂き始めた頃は、寝転んで受講していましたが、この十日間の間に
「椅子に座れるようになりたい。一番前の席で講話を聴きたい」 と思っていましたら、
その通りに一番前で講話を聴けるようになりました。
決意すれば、直ぐには出来なくても必ず実現することを学ばせて頂くことが出来ました。

 「今与えられている環境に感謝」と、何回も聴いていましたが、
膿が溜まって激痛の状態なのに、感謝なんて出来ないと思っていましたが、
練成を受けさせて頂いている時に、膿が溜まってくれたからこそ
練成を受けさせて頂けるという機会を頂けたんだ
と、フッと思え、
「ありがとうございます」と感謝することが出来ました。

 歩けて座れることが、当たり前過ぎて、感謝をしていませんでしたが、
これからは、今回の経験を通して「当たり前がありがたい」と思えるように
感謝をしていこうと思います。

 クローン病という病気は、食事制限が沢山ありますが、
少しずつ色んな物を食べられるようになりました。
ただ、揚げ物には挑戦をしたことがありませんでした。
しかし、練成期間中にコーンコロッケと春巻きがどうしても食べたくなったのですが、
お医者さんから言われた言葉を思い出し、恐怖心が出てしまいました。
しかし、いただく前に 「神様の生命・神様の愛を頂きます」 と言って頂いたら、
腹痛などなく、美味しく頂くことが出来ました。
この時 「私の中で働いてくれている生命って凄い!」 と思いました。

 私にとって今回の練成は今迄受けさせて頂いてきた中で一番素晴らしい練成でした。
ありがとうございました。


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