2112研修生として学んだこと

研修生体験感想文

私は5か月研修生をさせていただきました。
初めは家族と離れて、 ほとんど初対面の人たちと集団生活をするのも初めてで、
全部怖かったです。

研修生活が始まってみると、
どうしてもほかの研修生のすることにイライラしてしまって、
仲良くなれませんでした。

研修課の講師に対しても、心の中で責めていました。
今振り返って思えば、講師と父が重なって、怖い、寂しい、
愛されていないと求めてばかりいたのです。

相談した清水講師は、「いろいろあったと思うけど、
ご両親はもっと君より寂しかったと思うよ。
皆のことが欠点だらけに見えるかもしれない。
お世話する僕たちも至らないところもあったりするけど、
神様から見たら皆未熟な赤ちゃん、その中で皆精いっぱい、
一所懸命勉強中の神の子なんだ。だから周りの人のことも、
自分のことも許して、寄り添って、抱きしめて…」と言われて、
自分が相手の立場に立って考えたことがなかったことに気が付きました。

講師に相談した時も、「相手が今困っているかもしれない、
自分が今誤解されるようなことをしていたかもしれない、
返事ができないほど悩んでいたかもしれない、
そういう風に相手のこと、考えたことありますか?」と訊かれました。
その後から、私の中に“相手にも何か事情があるのだろう”
という選択肢が生まれました。

研修行事を続けていくうちに、「今大変なのかな?」
「ひとまず理由をきいてみよう」「この人こんないいところあったのだ」
「人を責めるのではなく、想いを伝えることが大事なのだ」
「まず拝もう」使い慣れない選択肢がポンポン増えて、
「この選択肢を増やして、深めていけば、どんどん自由になって、
他人も自分も幸せになるのだろうな」と解ってきました。

やっと原点に立つことが出来、これからは神の子として、
一歩一歩愛を深めていきます。

 



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