1769不合格、自己処罰、教師への恨みの思いから解放された

研修生体験感想文

  私が宇治の10日間練成に参加した理由は学校の留年です。
私は医療系の専門学校に通っており3年時に臨床実習があり、
そこで不合格になったらどうしようという不安感に追い詰められ、結果はやはり不合格、
四年生にあがる事が出来ませんでした。
私は県外でアパート暮らしで勉強させてもらっている為、
落ちた自分が親に迷惑をかけてしまった思いから自分を許せず、40から50発自分を殴りました。
自分の感覚が麻痺するくらい叩いてスッキリさせていました。
それを知った親が迎えに来てくれました。
それからも落とした先生や現場の先生が憎くて責め続けていました。
その時に学校を続けるか続けないか親と話し合いをしました。
「何で辛い思いまでして行くんだ…イジメだ」との思いもありましたが、
諦めがきかず休学して決める事にしました。しかし、やる気が一向に出ず、
それを見かねた母が「宇治に行って浄心行して腹立つ思いを書いてきたら」と言われました。
私は以前、練成を受講したことがあるので、しぶしぶOKを出しました。
4月の練成で岡田浩二講師の「Q&A」の時に悩みを言いました。しかし、
岡田講師のイメージは厳しく、また叩かれるのかという思いで質問しました。
すると「今はきついかもしれないけど、良い経験をしているから今は休んで良い」と言われ、
岡田講師の変わりように驚きを隠せませんでした。
その後、相談をした結果「研修生をすればよい」と言われ、
「俺は宇治を出て現場で通用する人間を育てたい」と言われた事に心を打たれ
研修生になるために5月の10日間練成に来る決意をしました。
家に帰った後、自分をすぐに責めてしまい5月に入る頃には自己劣等感で
自分を責め続けてベッドで泣いている日もありました。
そんな中、10日間練成に参加しました。
10日間練成の2日目に長田講師による「Q&A」の時間に悩みを打ち明けると
「落ちて良かったといいましょう」でした。
驚きはありましたが、何となくそう思うようにしました。
練成の4日目に長田講師と茶摘みプログラムにて、
ふと言われた一言が「親は子供の幸せを一番に願っている」と言われました。
私は茶摘みをしながら、子育てに悩みながらも生長の家を学び、愛情いっぱいで育ててくれた、
いつも結局私の事を考えている父を思い出し、
「何で愛情を受信拒否してきたのか?」という懺悔の気持ちと「24年間育ててくれて、
ありがとうございます」の思いでいっぱいになりました。
気分が晴れやかになってきた次の日、清水講師の浄心行の説明で体験談を聞き、
まず清水講師の宇治に来た時の年齢と今の自分の年齢が似ており、
今となっては良い経験だったと言っていたことから「もう自分を許してあげなよ」
と言われているような気がしました。
その夜の浄心行の記載では周りの先生方の気持ち、学校の実習の先生の気持ちを考えて書くと、
「指導者や学校の先生の愛情を受け取り拒否して、ごめんなさい」という気持ちになりました。
最後は自分に「今まで辛かったけど、よく頑張った」と誉めると気持ちが楽になりました。
 この10日間練成で学んだ事は
①自分を責めないこと②親に感謝③周りに感謝④人の気持ちになることを学びました。
研修生活でも学んだ事を生かそうと思い①~④は徹底してやったつもりです。
お陰でとても楽しく充実した1ヶ月を送らせて頂きました。落ちてしまったけど、
人生の基本のことを学べたという意味で落ちて良かったと思っております。


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