1603自己嫌悪や罪悪感は「話して放つ」ことで解放された

7月一般練成会感想文

 抗鬱状態と診断されていました。
突然迫り来る不安、動悸、恐怖心、人間不信、自己否定・・・
心臓が締め上げられるような痛みとひどい吐き気で、母が枕元で聖経を誦げてくれて、
妹が看病をしてくれた日もありました。
そんな状態の中、もと研修生の妹に連れられて6月の一般練成会を二泊三日受講しました。

 清水講師の浄心行の講話中は涙が止まらなかったことを覚えています。
三日間でしたが、心が軽くなり、性格も少し穏やかになったように感じました。
しかし、以前のような症状がまた出るようになり、今回十日間受講することに決めました。

 最初は緊張していましたが、宇治にいる方々はみんな優しく、いい人ばかりで、
とても居心地が良かったです。

 十日間受けるのだから、しっかり真理を学んで、もう苦しくならないようにしようと思っていました。
だけど講話を聴いても過去への罪悪感や自己嫌悪で、どうしても 「神の子人間」 の真理が
入ってこないことが苦しく、解らない自分も責めていました。

 そんな時、妹に 「話す」 は 「放つ」 だと言われました。
「自分が抱えている問題を握っているうちはずっとそこから動けない。
握っていたらいつまで経ってもその問題と一人で向き合わなくてはならなくて、
自分が握っているのに、自分が逃げられなくなってしまう。
一度全部誰かに話しなよ」 と強く提案されました。

 一人で握っていた結果、苦しくなっていたのは解っていたので、
今回長田講師に個人指導を申込み、握っていたことを全てお話ししました。話せた時に、
「あ、放てた」という実感と喜びがありました。

 「大丈夫だ」 と言って頂けた事の安心感、放したことの喜びで、涙が止まりませんでした。
その後はとてもお腹が空き、ご飯がいつもより美味しく感じたことを覚えています。

 今回の練成を通じてより解ったことが妹への愛情でした。
私は今まで散々妹を傷付け、虐げ、辛かった時期に手を差し伸べず
苦しい思いをさせ、良い姉ではなかったのですが、
全力で私を想ってくれる妹の想いを実感し、これからは私が
妹を守っていきたいと思いました。

 十日間、何度も気分の浮き沈みがあり、辛い事も涙が止まらないことも、
どうしても一人になりたい時もありました。
その度に回りの練成員さん、研修生さん、職員さん、先生方が優しく見守っていて下さり、
お忙しい中、お時間を割いて話を聞いて下さいました。

 特に長田講師、阿部講師、清水講師、岡田(浩二)講師、司会の千羽さん、
研修生のTさん、Mちゃん、本当にありがとうございました。

 練成員の方も本当に優しい方が多く、底抜けに明るい方もいらして、
「ああ、こうやって生きてきたんだなぁ、明るさ、笑いは大事だなぁ」
と人生の先輩方を見て思いました。

 私は今まで無神論者で 「宗教なんか」 と思っていました。
そんな私が宇治の十日間練成を受けるなんて思いもよりませんでした。

 生長の家は人生を楽しく生きていくためのメソッドのようです。
「人生はもっと自由で、もっと気楽でいいんだ」 と岡田講師に昨夜言って頂き、
「あぁ、そうなんだ、幸せに生きていいんだ。もっともっと無限の可能性があるんだ」
と思えました。
自分の人生、楽しく、明るく、光明面を見て生きていきます。

 十日間、本当にありがとうございました。
これからは苦しくなってくるのではなく、明るく真理を学びに宇治の練成会に参加したいです。


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