1530生まれながらの青あざのコンプレックスを克服し
     憎んでいた母親とも和解
  

平成29年2月短期練成会体験感想文

 妻の勧めがあり宇治別格本山へ参りました。
妻と一緒に出席です。私は五十年来と申すより誕生する以前から、つまり母親の体内の時より
体の約三分の一に色素性母斑があり、四歳の時から皮膚移植手術を十八回に亘ってしておりまして、
その自分の身体に対して強いコンプレックスを抱いておりました。

 「何故自分だけこんな醜い身体で生まれさせられたんだ」 と八十過ぎの母親を恨んでおりました。
左手は手から肩甲骨下部まで青あざがあり、特にコンプレックスでした。
真夏でも長袖の上着に長ズボンの服装で、幼少期より 「何故自分だけ・・・」
「こんな姿に産んだ母親が憎い・・・」 と考えていました。
せめて 「人の子」 として生まれたのだから、普通の人と同じ身体で・・・と
何回、何度、何万回、何十、何百、何千万回、ようするに五十七歳になる今まで
どれほど考えたことか。

 ですが今回、本来ならば結婚も出来る身体ではない私の妻からの強い勧めもあり、
練成会に参加させて頂き、妻からは 「お父さん、今子供達にも孫にも恵まれ、
それって普通以上なんだよ。 他にはもっと大変な人だっているじゃない」 と云われました。

 実はこれまで、口が重たく夫婦のコミュニケーションもとれない自分があったのです。
決して他人には理解出来ないこの身体ですが、練成会に出席させて頂き、妻の云う
「神の子」 の意味を知り、母親に対しての考えが変化し、今迄の自分の醜い心が洗われ、
浄化されました。 暗いトンネルにパッと光りが差し込んだようです。

 青あざも第一関節までで指先まであるわけでもない。
今迄の生活から抜け出す事が出来るご講話のお陰で、母親を責めていた自分の心に
ピリオドを打つことが出来、妻への感謝の気持ちへ変わりました。

 言葉の重要性、願えば叶う事、神を信じれば、このくらいのハンディで悩んでいた自分から
ポジティブな考えの自分に心からチェンジすることが出来ました。

 無限の赦し、「神の子として産んでくれてありがとう!!」 
明るい心で祈る感謝のコトバを知り、終点です。

 妻には心から感謝です。 こんな自分と一緒になってくれてありがとう。
思えば立ち合い分娩で長男、長女と二人共きれいな体で生まれ、涙が溢れ、
母親と泣きながら喜んだ日もあったのにと、今までの念を切ることが出来ました。


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