1520 娘と私の苦しみ、悲しみは救われた

平成29年2月一般練成会体験感想文

  今回、大切な娘が私のかつて手術をした同じ病気になったことや、長い間、家庭の事や
仕事場の事でも苦しんでいたので、母娘二人で十日間参加させて頂きました。
いつの日か必ず練成会に娘と一緒に行きたいと、ずっと念願しておりました。
二人とも大変忙しい仕事をしているので夢だと思っていましたが、色々重なり、
奇跡的に来られることになりました。

 最初は「十日間の練成などあり得ない」と言っていた娘でしたが、不慣れな私の旅支度も
好意的に手伝ってくれ、体の痛みのある私は安心して来ることが出来ました。

 長い間苦しんでいた娘は、病気が現れたこともあり、どこかで 「もう練成しかない」
と思っていたようで、それはかつての私の病気の時と同じ心境だったと思います。

参加した娘は、時々不機嫌になりながらも、また体調も悪い中、真剣に受講してくれていました。

 初日、長田講師の 「実相と現象」 のお話しで、早くも解ったことがあったらしく、
その姿を見て言葉では言い表せないような安心感に満たされました。
それでも十日間の間には、子供の頃からの娘の悲しみ、苦しみ、淋しさや反発、不満・・・
そういうものが吹き出し、ぶっつけられたり、ギクシャクしたりと、お互いに苦しい時間も過ごしました。

 子供の頃から私の母のお陰で、『大調和の神示』 を覚えていた娘は、
「親に感謝しなくては幸せになれないことは知っている。
でも絶対に感謝できないこともある」 と苦しみ続けていました。

 自分に原因があると思う私もまた苦しむ娘を見てずっと苦しみました。
ここで全ては書けませんが、やはり十日間真剣に受講してくれた娘に感謝と礼拝しかありません。

 我慢し、頑張り続けて苦しんできた娘でした。
私はそんな娘の気持ちをゆっくり聴いてあげられない十日間、
私自身も全くゆとりのない精一杯の日々でした。

 しかし、榎本講師の個人指導で 「どれ程の徳積みの生活だったかが解りますよ。
これからはそれがちゃんと返って来ます。心晴れ晴れと奥さんとお母さんをやったら良いです。」
とおっしゃって頂け、どれほど救われたか解りません。 涙が溢れました。

 大人になり、初めての練成会で、娘は水を吸うスポンジのように真理を吸収していました。
神想観の姿勢も正しく、美しい合掌姿で、涙が出ました。

 母娘で素直に笑顔で拝み合い、握手、笑いが出来、大拝殿で一緒に使命行進曲を歌った時は
感動で顔がぐしゃぐしゃになりました。
笑顔輝くステキな研修生さん達と一緒の使命行進曲は私を生高連時代に引き戻すようでした。
そこに娘が一緒にいるなんて、感激です!!

 どの講話も行事も素晴らしく、書ききれませんが、特に榎本講師の 「感謝誦行」 と
清水講師の 「実相円満誦行」 の講話と行は素晴らしいものでした。

 榎本講師の誦行は会場で皆さんの魂が一つになって、宇宙に鳴り響く感じでした。
清水講師のお話しでは 「生命の喜びの表現」 としての誦行を初めて教わりました。

 ワクワクして臨み、実際楽しくてたまらない 「実相円満誦行」 と 「浄心行」でした。
娘も「実相円満誦行」が一番楽しかったと言っていました。

 今、目を閉じると少し幼く、はにかむような笑顔の娘が浮かびます。
「信仰を続けながらも精一杯の生活で、貴女の淋しさや苦しさをゆっくり聴いてあげられず、
本当にごめんね。二人で同じように頑張り続け、苦しんできたんだね。
一緒に十日間ありがとう。素直にお父さんへの祈願を出してくれて本当に嬉しかった。
初めからお父さんに愛されていたし、仲良しだったんだよね。本当の貴女はそれを元々知っていた。
今、素直にその気持ちでいることが解るよ。ありがとう」

娘に今、伝えたい言葉です。
練成は人が素直に、そのままに楽になる所なんですね。


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