自然災害物故者慰霊塔
自然災害物故者慰霊塔の建立
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災を契機として、自然災害による物故者を悼み、神・自然・人間が大調和する世界実現の誓いを新たにするため、平成24年5月に開催された、生長の家の最高首脳者会(現在の参議会)にて、宇治別格本山の境内地に、自然石を使用した「自然災害物故者慰霊塔」の建立が決定され、それに基づき具体的な検討がなされまして、平成25年8月17日から19日にかけて開催された第五八回盂蘭盆供養大祭第2日目の ”自然災害物故者追悼慰霊祭” の際に竣工いたしました。

 同慰霊塔の主な仕様は次の通りです。 

(1) 慰霊塔に使う自然石は、兵庫県生野町で産出される「生野丹波石」が使用されています。同石は、安山岩の一種で耐久性に優れ、庭石や墓石、建築材料に広く使用されています。慰霊塔の高さは4.5㍍、幅1.3㍍、厚さ0.8㍍、重さ15トンで、岩肌は滑かであり、その容姿は自然が産み出した観世音菩薩像のようにも見え、慰霊塔にふさわしい雰囲気の石であります。

(2) 慰霊塔に刻まれる ”自然災害物故者慰霊塔” の文字は、総裁先生が御揮毫下さいました。

(3) 慰霊塔の基壇部については、隣接する「全国流産児無縁霊供養塔」とも違和感なく調和することを考慮して。フラットタイプが採用されました。基壇の材料は国産の白御影石である北木石(花崗岩)が使用されています。北木石は岡山県笠岡市北木島町から産出される花崗岩の一種で、耐久性に優れ、靖国神社の大鳥居や明治神宮の神宮橋、墓石などに広く使用されております。

(4) 焼香台は黒ミカゲ石を材料とし、盂蘭盆供養大祭での祭典等を考慮して、移動可能な造りとなっています。

(5) 由緒書きの基礎部分は国産の北木石が材料として使用されています。

 

平成 24年 8月18日  第 57 回  盂蘭盆供養大祭二日目に行われた 
”自然災害物故者追悼慰霊祭” の様子


生長の家総裁谷口雅宣先生

 

平成 25年 8月18日  第 58 回  盂蘭盆供養大祭二日目に行われた 
”自然災害物故者追悼慰霊祭” の様子


慰霊塔除幕の瞬間


祝詞を奏上される生長の家総裁谷口雅宣先生

 

表示板の設置

 その後、平成30年(2018年)2月開催の参議会において、「自然災害物故者慰霊塔」の脇に、2011 年以降の自然災害によって物故された聖使命会員の氏名を記載した表示板を設置することが決定されました。その際、自然災害の名称と発生した年(西暦)、発生場所(国あるいは地域)も記載することとされ、同年8月の第63回盂蘭盆供養大祭において、大きさが縦約 110㎝、横約 270㎝のステンレス製で、日本語と英語の両方で記載された表示板が設置されました。









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